京都市伏見区 I様邸 マンションをリノベーション
京都市伏見区のマンションを全面改修リノベーションさせていただきました。
間取り変更を含んだ全改装で、住設機器も全て入れ替えました。
開放的な対面式キッチンへ
今回お部屋の印象を最も変えたキッチンリフォーム。
もともとはキッチンとダイニングルームの間は引き戸で間仕切られていて、キッチンは壁向きでした。
今回のリノベーションで仕切りを撤去、ダイニングと一空間の広いLDKへ、キッチンの向きを変え対面式へと大規模改修を行いました。
落ち着いた雰囲気をご希望されていたI様は、イメージをしっかりとお持ちでしたので、そのイメージに沿って進めました。
各部材をとても吟味してご選択なさいました。
建材類は濃い色を選択し、全体的に落ち着いた雰囲気にまとまりました。
隣の部屋からの採光もLDKに取り入れる
実はLDKのお隣は寝室です。
今回はあえて扉やふすまなどの建具は使わず、格子でやんわりと間仕切っています。
そうすることで、LDKに奥行を感じられ、窓からの採光・採風の面でも効果があります。
自然光が差し込み明るいLDKとなりました。
伝統的な「京からかみ」を壁のアクセントに
「京からかみ」とは、古来中国から伝わり、わが国では奈良時代から使われているという伝統的な技法で刷られた「版画」の一種です。
京からかみは、当時の製法を今でも受けついでおり、伝統技法に基づいて作られた絵の具や版木、刷り方で刷られたからかみは、独特の風合いがあり、通常の版画とは異なりふんわりとした凹凸があります。手間を惜しまず作られた高級品です。
これまでは襖(ふすま)に採用されることがほとんどだった「京からかみ」ですが、今回は壁にアクセントとして採用されました。
からかみは同じ柄でも原紙と摺り色の組合せによって全く雰囲気が異なります。
お施主様とはショールームへご一緒し、たくさんの原紙と摺り色の中から最終的に今回の組合せに決定となりました。
【参考URL】
京からかみ https://maruni-kyoto.co.jp/karakami/index.html (株式会社 丸二)
水まわりはコントラストで大人っぽい清潔感を
水まわりも全て入れ替え一新。LDKと同じく濃い色の床や建具に合う、ホワイトで統一し大人っぽいコントラストを出しました。
誰にでも使いやすいデザインが◎
トイレや浴槽まわりに手すりをつけたり、入口の段差を解消しておくなど、リフォーム時には誰にでも使いやすいバリアフリー仕様にされておくことをおすすめします。
今回のリフォームは
施主のI様はリノベーションイメージをしっかりとお持ちでしたので、そちらのイメージに沿って進めさせていただきました。
I様にも部材の選択など丁寧に向き合っていただきました。
お人柄から毎回のお打合せをとても楽しく進めさせていただきました。
I様、ありがとうございました。
リフォーム工事中の様子
リフォーム前の様子
元はダイニングキッチンとリビングの間が引戸で間仕切られていました。
キッチンの向きを、従来の壁向きから変更し、対面式キッチンとなる予定。また、住設機器は全て入替を行います。
建材類は濃い色を選択し、落ち着いた雰囲気をイメージしています。
完成をお楽しみに。