京都市上京区にある町家をリフォーム。オーナーが町屋をずっと残したいので永く住み続けてほしい、と若い親せきの方に譲られました。将来も暮らしやすいようにと、現代風にアレンジしたさまざまな工夫が各所に施工しております。
“走り庭”とよばれる町家特有の台所の高い天井スペースを利用して、ロフトを設置。自由な用途に使えるようになっています。また廊下をつくることで、以前のように、すべての部屋を通り抜けて移動しなくてもすむよう動線を改善。
階段をオープンな雰囲気に変えたり、中庭にはウッドデッキを設けるなど、町家の持つ味わいを生かしつつ広さを感じさせる間取りに。
伝統や趣があり、歴史を経たものだけが持つ味わい深さが魅力の町家。ここ数年、その存在に改めて注目が集まり、町家ブームとなっていますよね。特に若い世代に、町家で暮らしたいと考える人たちが増えてきているとか。
施工前の様子