北大路 店舗改装工事
完成
町家の趣を活かした、味わい深くて新しいラーメン店へリノベーション
今回は、店舗の移転に伴い、歴史ある「町家」を活かしたラーメン店の改装工事を行いました。
限られたご予算の中で、町家ならではの風情や建物の持ち味をできるだけ残しながら、
ラーメン店としての使いやすさとデザイン性を兼ね備えた空間へと生まれ変わりました。
建物の持ち味を活かした「見せる構造」
今回の改装では、過剰な造作を行わず、既存の建物が持つ構造美を活かしたデザインを採用しました。
長年建物を支えてきた柱や梁をあえてそのまま見せることで、新築では表現しにくい重厚感と、
どこか懐かしい温もりを感じられる空間に。古いものをすべて新しくするのではなく、
町家が持つ歴史や素材の魅力を活かすことで、コストを抑えながらも、お店の個性が際立つ印象的な店内に仕上がりました。
スポットライトでつくる、落ち着きのある店内
店内の照明器具には、すべてスポットライトを採用しました。
必要な場所を効果的に照らすことで、柱や梁、壁面などの素材感を引き立てながら、ラーメン店らしい活気と落ち着きを両立。
シンプルな照明計画だからこそ、町家そのものが持つ雰囲気を損なわず、素材の魅力を楽しめる空間となっています。

実用性とデザイン性を兼ね備えた「土間仕上げ」の床
客席の床には、飲食店に求められる「清掃のしやすさ」や「耐久性」に配慮し、土間仕上げを採用しました。
コンクリートならではの無骨でスタイリッシュな質感が、町家の柱や梁とも相性よく馴染み、落ち着きのある店舗空間を演出しています。
さらに、防塵塗装を施すことでコンクリート特有の粉塵の発生を抑え、日々の清掃やメンテナンスもしやすい仕様としました。

町家の歴史と新しい店舗の魅力を融合
今回のリノベーションでは、建物をすべて新しくするのではなく、「残すもの」と「新しくするもの」を上手く組み合わせました。
歴史を刻んできた町家の柱や梁、土間の質感などを活かしながら、現代の店舗として必要な機能性を加えることで、味わい深さと新しさが共存するラーメン店へ。

古い建物だからこそ生まれる、唯一無二の雰囲気を活かした店舗リノベーションとなりました。
新しい場所でのますますのご繁栄を、心よりお祈りしております。
工事中



既存(施工前の様子)



